お店の接客で選ぶのも視野にいれよう
ここ1ヶ月、結婚指輪を購入するため色んなお店に入っています。5店回った印象ですが、お店により対応が全く違うことに気がつきました。押し売りのように焦らせ買わせようとするお店と、接客は軽めにして新郎新婦の気持ちを立てるお店の2種類があります。
結婚では値段が麻痺してきます。1万や2万円の誤差って凄く大きいのですよ。物が良いからと予算よりも高めなものを持ってきた場合、そんなものかと信じてしまいますよね。それを鵜呑みにしてはいけません。
今回は結婚指輪を選ぶ際の注意についてまとめてみます。
宝石店には気をつけよう
無理やりにでも買わせようとするのが宝石店です。
「価格が安いのは悪い」「うちは品質が良いから高い」「今買わないと後悔する」「どうして今買えないのか、理由を言え」「他店で買うと失敗する(笑)」と、全て実際に言われた言葉です。ちょっと信じがたいですが。
一概に言えませんが、年配女性の接客はこのように直接的なものが多い印象です。モールに出店していたジュエリーショップでも年配女性から似たような応対をされました。断れない人、気の弱い人は気をつけましょう。
本当に品質が良いのだろうか
値段が高くて質が良いのは当たり前です。お店側は指輪を売りたくて仕方ありませんので、色んな交渉をします。全て信じなくても大丈夫です。もう1度言いますが、売りたくて仕方ないのですから。
全て完璧な指輪を選ぶ必要は無いんです。旅行や式、新生活に使いたい予算もありますよね。多少質が悪かったとしても、元々が高価なためファッションリングとは比べられないほどに良い質です。
サイズ直し無料=代金に保証金が含まれている
色んなものが「無料」だとお得に感じますが、その無料分は定価に含まれています。配送料無料の通販で価格に配送料が入っているようなものです。
お得なのは会員優待の〇〇%OFFくらい。サイズ直しは頻繁にするものではないですから、1回や2回分は都度払いできるお店の方が安上がりかと思います。
デザインはそこまで変わらない
職人の専門店、個人店で無い限りはどのお店でも似たようなものが販売されています。
・ストレート
・Vライン
・ウェーブデザイン
・総柄
・石あり、石無し
・ミル打ち有り
大体がこんなものです。これらの組み合わせでデザインが出来ています。細かな部分で悩みがちですが、使ってみれば大差はありません。奇抜なデザインはフォーマルで使いにくいかもしれませんので、冠婚葬祭でも使いやすいものがおすすめです。
生涯付き合えるお店を選ぼう
最初に接客のお話をしましたが、入店して気持ちの良かったお店で選ぶのも良いかと思います。クリーニングや傷、サイズ直しなど生涯何度も足を運ぶことになります。その都度、押し売り的に別の商品を勧められては気持ちが参ってしまいます。
相談しやすく、親身になってこちらの話を聞いてくれる。そんなショップで買うと自分たちも幸せな気持ちになりますよね。
ブライダル関連は2人の幸せを考える仕事です。接客サービスが苦手なお店は、そういう気持ちで指輪を扱っているでしょう。
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式場で仕事をしていたので、大勢のマリッジリングを撮影してきました。8割がシンプルなデザインでした。今になりその気持ちが分かりますね。奇抜なものはファッションリングと見間違えてしまいますから。
常識にとらわれず2種類の結婚指輪を持つのも手段の一つだと思います。柔軟に考えると指輪選びも楽しくなりますよ。